みーちゃん,保育所に行く 2
保育所に入って2年目の春,
また,みーちゃんは肺炎で入院してしまった。
体温とか室温には気を付けているのだが,
みーちゃんは,一旦風邪をひくと,こじらせて肺炎になってしまう。・・・と思っていたのだが,今回の入院では,新たな発見があった。
どうやら,みーちゃんは風邪をひいて肺炎になるわけではなく,誤飲によるものらしい。
それまで,ミルクを哺乳ビンで与え,離乳食を食べさせていたのだが,みーちゃんはうまく飲み込めず,誤って肺の方に入ってしまい,そこから肺炎になるようであった。
当時入院したときの担当医が提案してくれた解決策というと,鼻からチューブを入れ,胃まで到達させ,
水分,栄養補給は全てチューブを介してするというものであった。
お医者さんは,それを勧めるものの,僕たちには抵抗があった。見た目も重病に見えてしまうのもあるが,
みーちゃんは,食べることが好きなのだ。
好きな食べ物を口に入れると,
下手で,口からぼろぼろと食べ物とこぼしながらも,
みーちゃんは,一生懸命に食べる。
みーちゃんの数少ない楽しみだと思う。
それを奪うことはかわいそう。
チューブから食べ物入れても味はしないし,
それに,口を動かさないと,その機能が低下するのではないか?
それに伴う情緒的な発達にも影響するおそれがある。
お医者さんは,体の安全を第一に考えて言ってくれているのだろうが,これだけは,全て受入れるには抵抗があった。
妥協策を考え,ボバーズ記念病院で診てもらう。
食べ物が咽喉を通るところを撮影してもらい状況を確認したところ,
チューブなしでは,水は危険。
食べ物は,粒がなく粘りをつけたものなら,誤飲の可能性は少ないことが判った。
それで,水分はチューブから摂取し,食べ物は口から窃取することに決めた。
この判断は,ある意味,お医者さんの診断の一部に対して反抗してしまった訳であり,親のエゴで,みーちゃんを危険な目に合わす可能性がなかった訳ではない。
でも結果的には,この判断は正しかったと思うし,
また,みーちゃんもこの判断に応えてくれた。
振り返るとみーちゃんの生きることについての基本的な強さにいつも感心する。
そして,これからみーちゃんの快進撃が始まるのである。




